東中野駅南口から徒歩5分ほどにあるラーメン店「かしわぎ」の塩ラーメンは、どんぶりの底まで透けるような淡麗系塩ラーメンだ。数ある淡麗系の中でも抜群においしい塩ラーメンを提供している。価格も780円と、かなり良心的な価格設定となっている。
※2022年11月のリニューアル以前の塩ラーメンについての記事です。リニューアル後は更においしくなっていることだろう。
極上の塩ラーメン
スープ
温度:ぬるいラーメンはそれだけで50点減点してもよいと考えるのは私だけではないはずだが、かしわぎのラーメンはいつ食べてもすごく熱い。簡単なことのようだが、いつも熱いラーメンを提供し続けるのはおそらく難しいことだろう。
油:油は比較的多い方だが、臭みのないカメリアラードといった印象で少しトロミを感じる。どんなテンパリングを行っているかはわからないが、おいしいことに変わりはない。
出汁:ラーメン業界では豚清湯(ぶたちんたん)が珍しいと話題になったようだ。豚系の骨を白濁するまで炊いたスープに、挽肉を加えうま味を追加しつつ透明化させたスープを豚清湯とよんでいるようだ。透明なのに濃厚なうま味が詰まっているというギャップがすごい出汁だ。
かえし(タレ):出汁に含まれているのか、かえしに含まれているのか不明だが、アサリのようなコハク酸系と白だしの原材料を融合したような強烈なうま味がある。またキレのある強めの塩味であるにもかかわらずしょっぱく感じない絶妙なかえしだ。
麺
淡麗系ラーメンでは定番のいわゆるパツパツ麺で、老舗製麺所「麺屋棣鄂」に特注した細麺を使用しているという情報がある。スープとの相性は文句なしで、細くてコシのある麺だ。麺の硬さを受け付けないお店もあるが、「かしわぎ」では嫌な顔ひとつせず受け付けてくれる。
具材
チャーシュー:黒コショウをまとったローストポークのようなチャーシューと、低温調理の薄切りチャーシューの2枚がのっている。これで780円(以前は680円)はかなり良心的な値段だ。
メンマ:初期の頃は大きい一本のメンマがでーんと盛られていたが、その後細く炒ったような黒いメンマに変更されている。個人的には変更後のメンマ方がこの塩ラーメンにはマッチしていると感じる。
リニューアル後の塩ラーメン
雑誌「散歩の達人」WEB版でリニューアル後の塩ラーメンについて詳しく特集されている。
出汁の材料、かえし(タレ)、チャーシューの製法に至るまでアップデートされているようだ。
まだ食べにいけていないが、きっと更においしくなっていることだろう。
https://t.co/G9MVa9dNE5
— かしわぎ (@kashiwagi0602) November 29, 2022
雑誌「散歩の達人」のweb版、「さんたつ」さんに記事を掲載して頂きました。11月にリニューアルをし、具体的にどういったことをやっているか、などを、非常にわかりやすくまとめて頂けたと思います。是非ご覧下さい。
基本情報
アクセス
営業時間
曜日 | 昼の部 | 夜の部 |
水・木・金・土 | 11:30〜15:00 | 18:00〜22:00 |
日・月 | 11:30〜15:00 | なし |
火 | 定休日 |
※営業時間は変更があるかもしれません。訪問する際は公式Xでご確認ください。
まとめ
「かしわぎ」は東中野に引越ししたくなるぐらいおいしいラーメン屋さんだ。近くにお越しの際は一度寄ってみてはいかがだろうか。