1986年6月、ヤマキめんつゆの懸賞で当選者に贈られたファミコンカセット『影の伝説』が、37年の時を経て、71万6千円で落札された。ファミコンカセットの中でもかなりの高額落札だったのではないだろうか。
ヤマキの懸賞
ヤマキのめんつゆとファミコンには何の因果関係もなさそうだが、1986年6月に開催された懸賞で当選者1万名に、ヤマキめんつゆサマープレゼント『影の伝説』が贈られた。バブル時代*1の幕開け数か月前ということもあり、1万名もの太っ腹な当選枠となっている。「ファミコンのネタ!!」管理人さんの投稿では当時のパンフレットを確認することができる。
ヤマキめんつ版『影の伝説』誌面広告。ヤマキめんつゆ類のヤマキマークを送ると当たる、当たる。合計10,000名さまに当たります。超最新作ファミコンカセットゲームプレゼント。おしく食べて、誰よりも早くアタック!!
(出典:ファミマガ1986年6月20日号) pic.twitter.com/Q4TYhtNxR3— オロチ(Famicom Archivist) (@oroti_famicom) June 8, 2023
※1 バブル時代は1986年11月から1991年5月までとされている
その他の高額落札ファミコンカセット
『データックバトルラッシュ』というファミコンカセットは、なんと『影の伝説』の倍近い130万オーバーで落札されている。
高額なカセットの特徴
以下のよう特徴をもつファミコンカセットが安値で売られていたら、足を止めて調べてみよう。
もしかしたら査定漏れの高額カセットかもしれない。
・新品のように綺麗である
・付属品が全て付属している
・見たことも聞いたこともないタイトル(人気がないので流通数が少ない)
まとめ
ファミコンカセットには海外のコレクターが多いという。収まらない円安、海外勢としては今が買い時なのかもしれない。日本人としては売れるだけ売っといた方が良さそうだ。